交流型の賃貸住宅を運営するグローバルエージェンツが3月15日、ミレニアル世代向けに特化した宿泊施設「ザ・ミレニアルズ(The Millennials)」を東京・渋谷にオープンする。17年7月オープンの京都・河原町に次ぐ2店舗目で、京都ではすでにのべ1万人の利用実績があるという。
「ザ・ミレニアルズ」はミニマルなカプセルホテルを応用した形態で、“未来が見える宿泊体験”がコンセプトだ。自社開発のIoT搭載宿泊ユニット「スマートポッド」を客室として設置。リクライニングソファーとしても使えるベッドをスマホと連動させることで、起床予定時刻になるとベッドが自動で起き上がり、明かりがつく仕組みだ。また、ドアがわりに設置したスクリーンは内側から映像を投影できるホームシアター機能を兼ねており、室内照明なども含めてこれら全ての操作がチェックイン時に受け取るiPodでできる。
渋谷の新店舗ではビルの4階にロビー、5〜10階に120室の宿泊部屋をそろえ、20人のアーティストとコラボしたアートフロアも用意する。客室単価は6000円程度。ビル3階にはリモートワーカーが作業スペースとして利用できるコワーキングスペースも設置する。
「ザ・ミレニアルズ」ができる渋谷・神南には2月に「ホテル コエ(HOTEL KOE)」がオープンしたばかり。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、首都圏のホテルオープンはピークを迎えそうだ。