フランス発キッチンウエアの「ル・クルーゼ(LE CREUSET)」はパリ発ブーランジェリーの「メゾン・ランドゥメンヌ(MAISON LANDEMAINE)とコラボレーションで2月21日~3月7日に限定ランチ“ル・クルーゼ ベーカリー ウィズ メゾン・ランドゥメンヌ(以下、ル・クルーゼ ベーカリー)”を提供する。
「ル・クルーゼ ベーカリー」第1弾では、“アルヴェオレ(ALVEOLES)”というフランス語で“蜂の巣状”という意味のパンと牡蠣のグラタン、季節のサラダ、ネーブルレモネード、ハッサクプリンとボリュームたっぷりのセットで値段は1980円。パンはお代わり自由で、週末のブランチとしても最高だ。今後、第2弾は“イースター”を、第3弾は“アウトドア”をテーマによりそれぞれ異なるメニューを提供する。
「メゾン・ランドゥメンヌ」は、パン職人のランドゥメンヌ・芳美(Yoshimi Landemaine)メゾン・ランドゥメンヌ・ジャポン社長が同じくパン職人である夫のロドルフ・ランドゥメンヌ(Rodolphe Landemaine)と2006年にパリにオープンしたブーランジェリーだ。パリに15店舗、15年に東京・麻布台に店舗をオープンし、伝統的な製法にこだわった100%のホームメードのパンを販売している。今年6月には赤坂店がオープン予定だ。
20日に麻布台の店舗で開催されたイベントでは、ランドゥメンヌ社長が「ル・クルーゼ」を使ったパン作りのポイントや、フランスや日本のパンの文化について語った。彼女は、「最初は鍋でパン?と思ったが、『ル・クルーゼ』とのマリアージュで1+1=2以上のものができるかもと挑戦した」とコメント。フランスの主食であるパンを販売するだけでなく、食べるシチュエーションを作る試みだ。「ル・クルーゼ」の鍋でパンを焼くコツについては、「生地も鍋の中で作り、あわてず、じっくり生地を休ませること。鋳物ホーロー鍋のメリットはゆっくり火が入り蓄熱性があるので美味しくパンが焼けること」と言う。
「メゾン・ランドゥメール」で一番の人気はバゲットとクロワッサンだそうだ。バゲットは1本180円と破格の値段で提供。ランドゥメンヌ社長は、「フランスでは毎日バゲットを食べる。この値段で提供することで、仕事帰りに気軽に購入してもらえればうれしい」と話す。
コラボのパンは全て絶品イベントでは、「ル・クルーゼ ベーカリー」の第1~3弾の目玉料理とパンが用意された。第1弾のパン“アルヴェオレ”はもっちり弾力のある歯ごたえで、バターの風味が抜群。第2弾の“フルール・ドランジュ(FLEUR D’ORANGE)”はすりおろしたオレンジの皮を生地に織り込んだブリオッシュで、さわやかな風味が特徴だ。第3弾の“カンパーニュ・オ・プルノー(CAMPAGNE AUX PRUNEAUX)”はライ麦とプルーンが入ったリッチな味わいのパンで、ワインやチーズにぴったり。ランドゥメンヌ社長は、「フランスでは、質の良い小麦が穫れるため、パンの素材は小麦と水と酵母が中心。粉を味わうのがフランスのパン」と話す。良質な素材、伝統のパン製法、そして「ル・クルーゼ」の鋳物ホーロー鍋で焼いたパンは全て絶品。一口食べただけで、豊かな風味が口の中に広がる。これらのパンは店頭でも販売する。「ル・クルーゼ」のホームページでは、レシピも公開中だ。