「ヴィヴィアン タム(VIVIENNE TAM)」は2月13日(現地時間)、ニューヨーク・ファッション・ウイーク期間中に2018-19年秋冬コレクションを発表した。同コレクションはデザイナーのヴィヴィアン・タム(Vivienne Tam)自身のヒマラヤとチベットの旅からインスピレーションを受けた。
1 / 5
今季は、「Unity(団結)、Wholeness(完全、円満)、Infinity(夢幻)」をキーワードに、ヒマラヤやチベットで出会った民族の結束感やカルチャーを表現した。精神が本質や真理に至るための図を描いたマンダラやチベット仏教の女神であるグリーンターラーのモチーフなどを刺しゅうやプリントなど、さまざまな手法で巧みに服に落とし込んだ。カーキやバーガンディー、ブラウンなどのアースカラーを多用した他、モンゴリアンシャーリングや伝統的なエンブロイダリーなどがアクセントになっている。
ブランドの根源にある「アーバントラベラー(旅する現代女性)」も一貫して表現した。オリエンタルなタッチのフラワーを全面にあしらったロングドレスにカーキのトレンチコート、シルクドレスにダウンジャケットやユーティリティーベルトを合わせるなど、伝統的なスタイルをモダンにアレンジした。また、チュールのメッシュやテクニカル素材を用い、世界中を旅する女性にコンフォートとファッションを提供した。
ヴィヴィアンは「今季はヒマラヤとチベットで出会った民族がインスピレーションの源で、彼らの民族としての一体感や思想に感銘を受けた。美しい景色や建築にもインスパイアされたわ。寒い地域なので、アウターウエアに注目した。今回のコレクションではプリントドレスなどのエレガントなアイテムの上にオーバーサイズのコートを羽織るなど、そのコントラストを楽しんでほしい。レッドやパープル、オレンジなどのビビッドな色の他、さまざまな素材や柄をミックスした」と語った。
1 / 5
現在店舗では2018年春夏コレクションを販売中だ。同コレクションは、ヴィヴィアンのルーツである中国の山や川など、自然の風景をモチーフの他、空や水などを連想させるさまざまなトーンのブルー、コーラルピンクなどを用いている。シフォンのワンピースや風をはらむシアーなスカートなど、軽やかでエアリーな素材を多用し、まるで自然とたわむれているかのようなファンタジーな世界を表現。4月4〜10日、銀座三越の5階でポップアップショップを開催し、4日にはスペシャルトークショーを行う予定だ。
マツオインターナショナル カスタマーサービス
0120-29-1951