AOKIが4月30日、スーツとシャツ、ネクタイをセットにした定額のレンタルサービス「suitsbox」を開始する。まずは身長(160〜180cm)とウエスト(74〜90cm )の範囲をしぼってスタート。スーツ1着とシャツ1枚、ネクタイ1本のお試しコース(月額7800円)からスーツ3着とシャツ5枚、ネクタイ3本のアドバンスドコース(月額2万4800円)まで、3つのプランを用意する。
申し込み時のヒアリングをもとに、 同社がこれまで蓄積したサイズデータを活用し、28億通りの組み合わせからスタイリストが最適な洋服を選んでくれる。好みでない洋服は、月1回無料で交換ができる。オプションで借り放題のプランも設ける。返却時のクリーニングはもちろん不要だ。
同サービスは、平均年齢29.5歳の若手社員を中心に誕生したもの。首都圏に住むミレニアル世代のビジネスパーソンをターゲットにスーツに対する消費者心理を調査し、サブスクリプションやシェアリングというキーワードにたどり着いたという。その後、クラウドファンドの「マクアケ(Makuake)」で支援者を募り、目標金額を達成したため、事業化が決まった。今後、まずは1万人のユーザー獲得とビジネスウエア市場の活性化を目指す。