カーダシアン家の末っ子、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)のツイートが、24時間で投稿が消えるSNSアプリ、スナップチャット(Snapchat)に大打撃を与えた。
カイリーは2月21日、自身のツイッターに「で、私以外にスナップチャットをもう開かなくなった人はいる?それか私だけ?ああ、本当に悲しい」と投稿。同投稿には、「最近のアップデートが最悪だったからもう開かなくなった」「アプリ消した」など同意のリプライを含め「いいね!」が30万件寄せられている他、5万5000回もリツイートされている(2月23日時点)。これを受け、スナップチャットを運営するスナップ(SNAP INC.)の2月22日の株価終値は前日比6.0%減の17.51ドル(約1856円)まで下落し、同社の時価総額、13億ドル(約1378億円)相当が吹き飛んだ。カイリーはこのツイートの後「まだスナップが大好きだけど」とツイートしたが、時すでに遅しだったようだ。
シティグループ(CITIGROUP)のアナリスト、マーク・メイ(Mark May)は今週始めにスナップ株を「ニュートラル(中立)」と評価していたが、直近のアップデートによるデザイン変更によりユーザーのネガティブなコメントが急増したため、同株の評価を「売り」に引き下げた。
なお、スナップからのコメントは得られなかった。