ビジネス

カイリー・ジェンナーの一言でスナップチャットに約1300億円の大打撃

 カーダシアン家の末っ子、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)のツイートが、24時間で投稿が消えるSNSアプリ、スナップチャット(Snapchat)に大打撃を与えた。

 カイリーは2月21日、自身のツイッターに「で、私以外にスナップチャットをもう開かなくなった人はいる?それか私だけ?ああ、本当に悲しい」と投稿。同投稿には、「最近のアップデートが最悪だったからもう開かなくなった」「アプリ消した」など同意のリプライを含め「いいね!」が30万件寄せられている他、5万5000回もリツイートされている(2月23日時点)。これを受け、スナップチャットを運営するスナップ(SNAP INC.)の2月22日の株価終値は前日比6.0%減の17.51ドル(約1856円)まで下落し、同社の時価総額、13億ドル(約1378億円)相当が吹き飛んだ。カイリーはこのツイートの後「まだスナップが大好きだけど」とツイートしたが、時すでに遅しだったようだ。

 シティグループ(CITIGROUP)のアナリスト、マーク・メイ(Mark May)は今週始めにスナップ株を「ニュートラル(中立)」と評価していたが、直近のアップデートによるデザイン変更によりユーザーのネガティブなコメントが急増したため、同株の評価を「売り」に引き下げた。

 なお、スナップからのコメントは得られなかった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。