ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)は、実際に店頭に並ばないようなアイテムをショーに登場させることを嫌うことで知られている。そんなアルマーニが、「グッチ(GUCCI)」2018-19年秋冬コレクションのランウエイに、自分の顔にそっくりな“生首”を抱えたモデルやドラゴン、3つ目のモデルなどが登場したことに対して苦言を呈するのもうなずけることだ。
「グッチ(GUCCI)」とそのクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)の名は出さなかったが、そのようなパフォーマンスに対し、「困惑した。私はこのようなことは絶対にしたくない。ファッションをメディアで騒がれるために使ってはいけない。感動やサプライズは必要だが、やりすぎない程度にしないといけない。私は顧客をだましたいと思ったことは一度もないし、ランウエイショーで見せたものは、顧客が店頭で手に取ることができるものに限っている」と、自身が初めて手掛けた映画「A Jacket」の公開についてのインタビューでコメントした。