第一三共ヘルスケア傘下のアイムは4月24日、皮膚科医のアドバイスのもとに開発された、毛穴ケア・ニキビケア専用の薬用スキンケアシリーズ「アクポレス(ACPOLESS)」を10年ぶりに刷新する。30歳以上のオイリー肌に悩む消費者に向け、皮脂抑制効果を持つ医薬部外品有効成分“ライスパワー No.6”を配合。パッケージカラーも現行の淡いブルーからビビッドなオレンジに変更する。
“ライスパワー No.6”は老舗酒造メーカーの勇心酒造が米の発酵から開発した新規成分で、日本で初めて“皮脂分泌の抑制”を効果効能として医薬部外品の認可を取得。従来の皮脂対策は過剰に出る皮脂を抑えるか除去することがメーンだったが、新規成分は皮脂腺に直接働きかけ、分泌そのものをコントロールする力が確認されている。
ラインアップは“ライスパワー No.6”を配合したふきとり化粧水、皮脂の過剰分泌による毛穴の開き対策ジェル、ニキビ対策ジェルと、保湿有効成分“ライスパワー No.1”を配合したクレイ洗顔料、保湿乳液の5アイテム。皮脂分泌に悩む人はライトなテクスチャーを好むことから、ジェルやクリーム、乳液はみずみずしさと軽さにも配慮している。
アイムは勇心酒造が開発した“肌の水分保持を改善する効果”が認められた医薬部外成分、“ライスパワー No.11”を配合した「ライスフォース」シリーズを展開しており、08年から発売する「ディープモイスチュア」は通信販売限定で累計販売本数1800万本を超える人気ラインになった。近年はストレスや食生活の変化などで皮脂の過剰分泌に悩む30代以降の女性が増えているという背景もあり、同社はオイリー肌の消費者の他、一時的に皮脂分泌が過剰になった消費者のポイント使いも視野に入れている。