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収穫した花は香水に 「シャネル」がパリに約200平方メートルの花畑を作る

 シャネル(CHANEL)はパリのチュイルリー庭園内の約200平方メートルに、メイローズ、イリス パリーダ、チューベローズ、ローズゼラニウムなど「シャネル」の香水に使われる花を植える。

 5月31日から6月3日には同庭園で花と香水に関するイベントを行う。イベントでは「シャネル」の香水研究開発ラボによって花から蒸留、抽出された原材料や、花の香りを楽しむことができる他、香水のトライアル体験や、2日と3日には植物と香水に関する講演も実施する。

 「シャネル」の香水に使われる花は、30年以上にわたってフランス・ペゴマのミュル家が生産してきた。アイコンである香水「ナンバー5(No.5)」に使われるジャスミンも同一家が育てている。チュイルレリー庭園の花畑は、同一家が所有する20万平方メートルの花畑の縮小版となるようだ。

 また、「シャネル」は2024年のパリ・オリンピックに向けたグラン・パレの改装に約2500万ユーロ(約32億円)を寄付し、これに伴い同建物をショー会場として独占的に使用する権利を保つ。「シャネル」はこれまで、ショーの演出として巨大なライオン像やロケット、“エッフェル塔”などをグラン・パレの敷地内に建設している。改装は20年12月から始まる予定だ。

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