スタートトゥデイ傘下のクラウンジュエルが運営する「ゾゾユーズド(ZOZOUSED)」に3月1日、「コメ兵」とゲオが運営する「セカンドストリート(2ND STREET)」の2社が出店した。これまで自社で買取・販売を行ってきた同社だが、これを機にECモールとしてのマーケットプレイス事業を開始する。2社とは在庫のデータ連携をすることで、売れた商品を「ゾゾユーズド」経由で発送する形をとる。現在約100万点ある商品数を今後120万点まで伸ばしたい考え。これが実現すれば、国内最大級の商品点数をそろえるリユースファッションモールが完成する。初日の出品総額は約30億円を見込む。
クラウンジュエルの宮澤高浩・社長は、「ユーズド商品のニーズが高まる中、自社での買い取りだけではない商品の確保をする必要があった」と説明する。今後は2社に限らず、提携企業を増やす計画だ。
クラウンジュエルは2005年7月にサイバーエージェントの子会社として設立し、オークションサイトを運営。10年4月にスタートトゥデイが株式の30%を取得し資本提携。11年6月にスタートトゥデイが完全子会社化し、12年には古着買取販売の「ゾゾユーズド」を開始した。17年4〜12月期の商品取扱高は前年同期比22.7%増の113億7000万円。現在は「ゾゾタウン」全体の取扱高(同期間で1915億円)の約6%を占める。