サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO SPA)のエラルド・ポレット(Eraldo Poletto)最高経営責任者(CEO)は、同職を3月8日に退任する。理由は明らかになっていないが、同社の業績は芳しくない。
同社は、「ポレットCEOの在任中の貢献に深く感謝する。会社の歴史に新たな章を刻み、デジタル化を進め、ブランドおよび商品にてこ入れした。その成果が最新コレクションにも表れている」と評した。
ポレットCEOは、2016年3月に退任したマッシミリアーノ・ジョルネッティ(Massimiliano Giornetti)=クリエイティブ・ディレクターの後任として3人のデザイナーを指名し、ポール・アンドリュー(Paul Andrew)をウィメンズシューズ・デザインディレクターに、フルヴィオ・リゴーニ(Fulvio Rigoni)をウィメンズウエアのデザインディレクターに、ギョーム・メイアン(Guillaume Meilland)をメンズウエアのデザインディレクターにそれぞれ就任させた。17年10月にリゴーニが退任し、代わりにアンドリューが手腕を買われてウィメンズのシューズもウエアも手掛けるウィメンズコレクション・クリエイティブ・ディレクターに就任した。2月24日に男女合同形式で発表された2018-19年秋冬コレクションでアンドリューのファースト・コレクションが披露された。
ポレットCEOはブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)の親会社、リテール ブランド アライアンス(RETAIL BRAND ALLIANCE)の要職を経て10年6月にフルラに入社した。12年にアルフレッド ダンヒル(ALFRED DUNHILL)のCEOに就任したものの、13年から再度フルラのCEOとして復帰。フルラのグローバルな小売りネットワークの拡大に貢献し、2016年8月にミケーレ・ノルサ(Michele Norsa)の後任として現職に就任した。