ファッション

「ギャップ」がサラ・ジェシカ・パーカーとキッズコレクション発売 “お下がりの洋服”が着想源

 「ギャップ(GAP)」は3月1日、米女優のサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)とのコラボコレクション「ギャップ | サラ・ジェシカ・パーカー」を発売する。同コラボは以前、サラが「ギャップ」の広告モデルを務めたことがきっかけで実現。インスピレーションとなったのはサラが幼い頃に大切に着ていたという“お下がりの洋服”で、“誰から誰に受け継がれたもの”かが分かるように「property of 〜(〜のもの)」のタグが付いた子ども服とアクセサリーを展開する。全アイテムにはウサギの刺しゅうが施されており、これはサラが自分の子どもたちに「Rabbit Rabbit」と語りかけるという習慣から。価格帯は2900〜1万900円で、ギンガムチェックのワンピースやストライプのドレス、ボマージャケット、Tシャツ、ハンドバッグなどをラインアップし、「ギャップ」全店と公式サイトで取り扱う。

 女優ながら、デザイナー、ファッションアイコン、そして15歳の息子と8歳になる双子の娘たちの母親としての顔も持つサラ。そんな彼女に今回のコレクションへの思いと、子どもとのファッションの楽しみ方について話を聞いた。

WWD:今回のコレクションは、ご自身の子どもたちのことを思い描いてデザインしましたか?また、子どもたちからアイディアを得ることはありましたか?

サラ:双子の娘は、とにかく“着心地がよくて柔らかい素材かどうか”を気にするの。だから今回のコレクションも柔らかい肌触りと素材、そして組み合わせのしやすい色のアイテムを揃えたわ。

WWD:最近さまざまなブランドが“親子コーデ”のできる商品を提案しています。今回のコレクションでも子ども服に加え、2つのウィメンズ用ドレスを揃えていますね。

サラ:子どもの頃、私は母親のドレスを姉妹と選んで着るのが大好きだったの。それが私と母親との関係をよりよいものにしてくれていたし、今でもその頃のドレスを着ている。“お下がりの洋服”を着ることは私の家族では普通のことだから、同じような洋服を着ることも当然のこと。

WWD:デザイナーとしても活躍していますが、子どもの洋服を選ぶときに気をつけていることはありますか?

サラ:息子は15歳だから、彼の洋服にはもう口出ししないわ(笑)。娘たちはまだ8歳だけど、もう自分たちのファッションスタイルが出来上がっている。それでもまだ“自分自身を発見する”成長段階だから、洋服を選ぶ時は彼女たちが自分たちのスタイルを確立できるように“自信を持つことができる洋服”を選ぶようにしているわ。その成長が見られる今というのは、本当に特別な経験をしていると思うの。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。