ファッション

ご当地キャラや島耕作が応援 スポーツ庁が楽しく歩くプロジェクトを始動

 スポーツ庁は3月1日、国民の健康増進を目指し、“歩く”と“楽しい”を組み合わせた官民連携プロジェクト「ファン+ウォーク プロジェクト(FUN + WALK PROJECT)」のキックオフイベントを都内で行った。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、日々の暮らしの中から気軽に運動を取り入れ、スポーツ参画人口の拡大を進めていく。

 5~18日を「ファン+ウォーク プロジェクト(FUN + WALK WEEK)」と設定し、強化キャンペーンを実施。企業、自治体などへの歩きやすい服装での通勤、取り組み実施の呼びかけ、ポスターでの啓発活動、取り組み内容を共有できるウェブコンテンツの設置などを行う他、全国27のご当地キャラクターを起用したアプリ「FUN + WALK」の配信もスタートした。

 イベントにはスポーツ庁の鈴木大地・長官がスーツにウォーキングシューズを合わせた“ファン+ウォーク スタイル”で登壇。「歩く行為は人間本来の行為。楽しく歩くことを通じて、身近なところから健康を意識してほしい。私もスポーツ庁の階段を13階まで歩いてのぼっている」とプロジェクト推進に努めた。

 アプリの紹介ではご当地キャラクターのしんじょう君(高知県須崎市)、ぐんまちゃん(群馬県)、ふっかちゃん(埼玉県深谷市)も応援に駆け付けた。このアプリは、歩数に応じてご当地キャラクターが変化していくというもの。“ファン+ウォーク スタイル”のスナップ写真や、歩くときに聴きたいプレイリスト、歩いて恋人と行きたい場所の紹介など、さまざまなコンテンツも用意する。クーポン機能も備え、1000歩で1ポイント、8ポイントで1クーポンと交換でき、協賛店舗での利用時に提示すると割引などのサービスが受けられる。キャンペーン期間中(5~18日)に合計歩数が、日本南北縦断距離にあたる2890kmに達すると人気漫画「島耕作シリーズ」の主人公・島耕作も登場する。

 プロジェクトに賛同したアサヒ飲料の岸上克彦・社長、アシックスジャパンの小林淳二・社長、高島屋の岡部恒明・営業推進部長、ドコモ・ヘルスケアの和泉正幸・社長らも登壇した。アシックスジャパンの小林社長は「歩くことは最も手軽に簡単に取り入れられる運動。会社までスニーカーで一駅分歩く通勤方法も進めている。スポーツ休暇や業務終了後のランニングやヨガなどのスポーツ教室も導入している」と取り組みについて説明。高島屋の岡部部長も「買い物は楽しく歩ける機会。高島屋館内を回れば1万歩歩けることもある。本日はソールまでオリジナルで開発したウォーキングシューズを履いてきた」と楽しみながら歩くことを提案した。

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