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日本撤退の「オールドネイビー」、米国では好調 ギャップ17年度は増収増益

 ギャップ(GAP)の18年1月期決算は、売上高が前期比2.1%増の158億5500万ドル(約1兆6806億円)、純利益が同25.4%増の8億4800万ドル(約898億円)の増収増益となった。

 アート・ペック(Art Peck)社長兼最高経営責任者(CEO)は、特に売り上げをけん引した「オールドネイビー(OLD NAVY)」について、「ブランド別の通期売上高は72億ドル(約7632億円)を上回り、前期比6%増となった。米国の大手SPAの中で、『オールドネイビー』は最も急速に成長しているアパレルブランドであり、引き続き、強みのカテゴリーに注力し、フィット感や価値と価格のバランスに配慮して品ぞろえする。ほぼ全ての商品カテゴリーにおいて前年売り上げを上回ったことに加え、実店舗とECの両方で、売り上げ、利益ともに好調だったことも強調したい」と話した。

 好調を受けて「オールドネイビー」は出店を加速しているが、同社全体としては出店に慎重だ。同期の「ギャップ」売上高は同2.6%減の53億1800万ドル(約5637億円)、「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は同3.7%減の23億8000万ドル(約2522億円)だった。

 19年1月期の既存店売上高は、前年並みかやや伸長を見込んでいる。

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