六本木ヒルズは、春から秋にかけての改装で食分野を重点的に強化し、新たに飲食店23店舗をオープンする。けやき坂通り沿いには「鉄板料理 六本木うかい亭」と「割烹料理 六本木kappou ukai」、サロン併設の「ル・ショコラ・アラン・デュカス(LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE)六本木」が相次ぎオープンし、ウェストウォーク5階は国内トップクラスのレストランを集めてダイニングフロアに刷新する。「六本木ヒルズを世界的に関心が高まる東京の食文化の発信拠点にする」(運営する森ビル)にすることで、国内外から新規顧客を呼び込むという。
けやき坂通りの「六本木うかい亭」「六本木kappou ukai」は3月29日にオープン。けやき坂通りには昨年12月から今年1月にかけて和食の「茶寮 宮坂」、中華の「けやき坂 わさ」「餃苑 わさ」が新規出店しており、4月以降も「ル・ショコラ・アラン・デュカス六本木」、そばと季節料理の「蕎麦前 山都」などの出店が続く。
9月13日に高級ダイニングフロアに一新するウェストウォーク5階は、既存の7店舗に加えて新規に9店舗がオープンするとともに、その後も2店舗の新店を誘致し、計18店舗のレストラン集積になる。共用部分も改装され、内装をミラノサローネの展示でも知られる乃村工藝社の小坂竜ANDクリエイティブディレクターと佐々木啓資デザイナーが手掛ける。