SESSION 1 AFE
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ランニングチーム「AFE」主催のランイベント「813 TYO RUN INTERSECTION」が、「東京マラソン」直前の金曜日に開催されました。日暮れの集合時間が近づくと、各国から来日した大会参加者が、東京・池尻大橋の銭湯「文化浴泉」に続々と集まってきます。銭湯で着替えを済ませると、試走向けに「ナイキ(NIKE)」の最新シューズ“エピック リアクト フライニット”が貸し出され、準備万端。コースは松濤を抜け、渋谷で折り返して池尻大橋に戻ってくるというもの。50人以上が参加し、欧米圏チームとアジア圏チームの2つに別れてスタート!
平野淳「AFE」ファウンダーは「近年は、欧米だけでなく東南アジアのランナーが増えてきました。ぼくらが海外に行けば、彼らは親切に迎え入れてくれます。今回はぼくらの番です。ベースにしている銭湯とのつながりも大切にしています。毎週のランでも利用させてもらっていて、これからも使ってほしいと言ってくださっていて、ありがたいです」と話していました。
日本語と英語の楽しそうな話し声が入り混じるひとときは、英語が話せない私にとっても心地よく感じられました。渋谷駅前のスクランブル交差点に到着すると、青信号のタイミングを狙って渋谷109を背に「AFE」恒例の記念撮影をしました。池尻大橋に戻ると、ゴールしたランナーが自然と列を作り、後続ランナーとハイタッチ!
SESSION 2 ADIDAS
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週明けの午前中、「アディダス(ADIDAS)」のランイベントに参加すべく、永田町の「アディダス ランベース(adidas RUNBASE)」に向かいました。フルマラソン2時間切り=サブ2を目指すランナーに向けたシューズ“アディゼロ サブ ツー”の発表会です。トークショーのゲストには、「東京マラソン2017」で2時間3分58秒を記録して優勝したウィルソン・キプサング(Wilson Kipsang)選手が登壇しました。2日前の「東京マラソン」では、体調不良のため途中棄権となってしまったキプサング選手でしたが、元気な姿で現れました。
新作のシューズは、神戸の「アディダス フットウェアラボ(adidas footwear lab)」とドイツ本社のデザインチームの協力のもと、アッパーのシルエット、通気性、軽量性が改良されているとのこと。アウトソールには、同ブランドで過去最高のグリップ力を持つ “マイクロウェブ アウトソール”を採用。12年前後から“アディゼロ”の開発に携わるキプサング選手は、「全ての条件がうまくはまらなければならない。トレーニング、選手のポテンシャル、強い集団、トレーナー。シューズも不可欠で、全てがそろえばサブ2は可能だ」と明言しました。
発表会が終わると、いよいよ試走タイムです!靴ひもを結んでいると、某テレビ局からコメントを求められてドギマギ。このシューズを履いて、「マラソン大会未経験です」とは言えません……。恥ずかしさを紛らわすようにそそくさと走り出すと、シリアスランナー向けとは思えない柔らかなクッションが足裏に伝わってきました。皇居周りを1周しましたが、履き心地がよく、日常のジョギングにも使えそうです。記録狙いで“アディゼロ サブ ツー”を履くことはもちろん、エリートモデルを日常のランにというのも贅沢な選択肢ですね。
SESSION 3 DETZ MATSUDA x ADIDAS
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「アディダス」がさまざまなシーンで活躍する人物とランセッションを行うという話を聞きつけ、参加してきました。第1弾はデッツ松田「アウトスタンディング(OUTSTANDING)」編集長による仕切りで、ランナーたちが原宿のライフスタイルショップ「デウス エクス マキナ(Deus ex Machina以下、デウス)」に集結しました。
薄明かりに照らされた地下スペースには、貸し出し用の「アディダス」のウエアとシューズがズラリと並び、しばし物色タイム。私は、新発売のウエア“アルファスキン”を初体験しました。全身の筋肉を効率よく連動させる筋連動に特化したウエアで、第2の皮膚のような着圧感があるとか。ところが、私が極度の痩せ型であるせいか予想していた着圧感を得られず残念な結果に……。
気を取り直して、デッツ編集長の音頭でランニングスタート。キャットストリート、渋谷駅前、猿楽町を通って代官山駅前まで行くと、コーヒーケータリングのモトヤエクスプレスの車両が待っているではありませんか!しばしコーヒーブレイクをとって「デウス」に戻ると、乾杯のビールも待っていました。スタート前に伝えられていた1kmあたり6〜7分ペースより(かなり)速いペースだったとはいえ、さすがはデッツ編集長、初めから終わりまでおしゃれなラン会でした。
SESSION 4 REEBOK
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「リーボック(REEBOK)」の最新シューズ“ファストフレックスウィーブ”の体験イベントに参加してきました!このシューズは1枚布で構成されていていながら、部位ごとに柔軟性や通気性に対応しているのが特徴です。トレーニング中も重さを感じず、動きに沿ってフィットするので“あたり”がなく、まるで素足のような感覚でした。
今回のイベントは、世界最速のフットワークがインスタグラムで話題の、ルイス・バディージョ・ジュニア(Luis Badillo Jr)と、カリスマトレーナーAYAによるトレーニングを体験するというもの。周りは筋肉美の人ばかりで、普段ほぼ運動をしていない私はやや場違いな気もしましたが、楽しんだ者勝ちの精神ではりきって参加。第1部のルイスさんによる“アジリティトレーニング”からスタートです!このトレーニングは敏捷性を高めるのに効果的で、ラダーやコーン、ハードルを使い、細かいステップを踏む動作を素早く行います。実際体験してみると難しくてなかなか上手くできない、というか全くできていなかったです......。それがルイスさんだと、早送りをしているかのような驚異的なスピード!そのフットワークを間近で見ることができたのは貴重な体験でした。
第2部のAYAさんによる“クロスフィットトレーニング”は日常生活で行う動作を中心に、毎回異なるトレーニングを効率よく短時間で行うもの。AYAさんが登場すると参加者から拍手と歓声が!私もその美ボディーに目が釘付けになってしまいました。「けっこうハードなので無理しすぎないように。でもやるからには全力で!」とAYAさんから説明があり、音楽とともにスタート!まずはグループごとに、腹筋や下半身などに負荷を掛ける4パターンの運動を各30秒ずつ行い、15秒休憩するというメニューをローテーションで行います。最初は同じグループの人と声を掛け合ったりしていましたが、すぐにそんな余裕もなくなり自分との闘いに。全てのメニューを終えると、次はスクワットや腕立てふせなど7分間休憩なしで身体を動かし続けます。すでに脚がガタガタでしたが、「人生のうちのたった7分間だと考えれば頑張れる!!」というAYAさんの励ましもあり、限界まで追い込むことができました。これまでの人生の中で、一番長い7分間だったと思います。トレーニングが終了したときには、全て出し切ったという達成感で満ちていました。
SESSION 5 SALOMON
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会場が東京・小川町ということで、3月いっぱいで閉店する神保町の天ぷら店「いもや」で腹ごしらえ。ラストスパート1発目は、トレイルランでお馴染みの「サロモン(SALOMON)」がロードラン向けに開発したシューズ“ソニック RA”シリーズです。今の最新のランニングシューズの売り文句は、どのブランドも「最高のクッション性と反発性」というもの。“ソニック RA”シリーズはさらに、ランニング中に生じる「微振動」に初めて注目したといいます!ケガや疲労の原因になる微振動を吸収する素材がミッドソールに組み込まれています。
いよいよランニングですが、「サロモン」のシューズはカラーリングが豊富なのも楽しみの一つです。まずは3タイプのうち基本となる“ソニック RA”のレモンカラーを着用してスタート。ふわっと浮き上がるような踏み出しがいい感じです!ランの指揮をとるのは、「サロモン」のアンバサダーに就任したランナーの吉田香織・選手。ストレッチをした後、「筋肉に刺激を与えましょう」という吉田選手の一声で、“AYAフィットネス”ならぬ“KAORIフィットネス”がスタート…….。先頭を走る吉田選手に、さっきのフィットネスでお尻が痛いと泣きつくと「サッカーやバスケの選手と比べると、横の動きがおろそかになっているランナーが多いんです。長距離ランナーの腰が外れる問題が一時話題になっていましたが、これも横の動きを取り入れることで解消できますよ」と話していました。
コースの中間地点がシューズ交換場所になっており、スピード重視の“ソニック RA PRO”と長距離を快適に走ることができる“ソニック RA MAX”のどちらかを選ぶのですが、私はコバルトブルーの前者を選択。1足目に比べると、ソール部分がタイトで軽やかに走れる印象でした。聞いて驚いたのは、“ソニック RA”シリーズは履くことで疲労回復効果があるということです。ただし、記者は1週間の強行取材でボロボロになってしまい効果を確かめられなかったので、ぜひ自身の足で確かめてほしいと思います。
SESSION 6 MIZUNO
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長かった1週間もついにラスト!「サロモン」の会場から徒歩5分ほどの「ミズノ(MIZUNO)」のイベントスペースへ足を引きずりながら移動しました。事前に伝えられていたドレスコードは、ホワイトorブラックorブルーorグレーのニット素材。同行した同僚は、レッドのニットセーターでひときわ目立っていました(笑)。入り口でシューズの箱を手渡され、開けてみると、なるほど中にはニット素材のシューズ“ウエーブニット R1”が!
「ミズノ」がニットアッパーのランニングシューズを発売するのは初めてで、今後ニット素材のモデルを増やしていくそうです。一目見てこだわりが感じられるのがデザイン性の高さです。スタイリッシュなギアを選びたいというランナーを見据えて、米ポートランドでデザインされたそうです。アッパーにはボーダーのステッチが入っていてアクセントになっているのですが、単なるデザインではなく、柔らかくなりすぎるというニットアッパーの欠点を解消するホールド機能を担っているとか。走ってみると、ブランドの代名詞“ミズノウエーブ”を使用したソールが体重を受け止めてくれて、初心者にも安心の履き心地でした。
試走会後の懇親会では豪華なケータリングが振舞われました。さすがは日本を代表するスポーツブランド、ランナーに寄り添うとはこういうことだと思います!