パルは、和歌山県白浜町にサバイバルゲーム場、シューティング場、バーベキュー場、キャンプ場からなるレジャー施設「イコラパークス(IKORA PARKS)」を3月17日開業する。風光明媚な海沿いの温泉地として知られる南紀白浜で、約2万坪(6万6000平方メートル)の広大な土地を確保。自然の地形や木々はそのままに、大人から子どもまで1日中楽しめる施設として広域から人を集める。親会社パルグループホールディングスは、ファッション以外に事業領域を広げる中長期ビジョンを掲げており、同施設が具現化の第1弾になる。
イコラパークスの目玉は最大の面積を占めるサバイバルゲーム場だ。自然の山野を利用するだけでなく、基地や民家を再現した市街戦エリアも設けており、映画のワンシーンのような本格的なサバイバルゲームを体験できる。装備や武器のレンタルもあり、手ぶらでも楽しめる。大人の料金は2000~3500円、小学生以下は無料。週末などには定例会やイベントも開催する。シューティング場はサバイバルゲーム未経験の人でも的を撃ちぬく爽快感を味わえる。
バーベキュー場は食材の販売は行っていないが、近隣の購入した南紀白浜の新鮮な海の幸や山の幸を開放感ある空間で味わえる。キャンプ場は今年8月に開業する予定。
パルは「ラシット(RUSSET)」「チャオパニック(CIAOPNIC)」「ミスティック(MYSTIC)」「スリーコインズ(3COINS)」などで知られるファッションSPA(製造小売業)。「コト消費やリアル体験で何ができるかをずっと探ってきたが、他社がすでにやっている飲食ではなく、当社らしいユニークな切り口で攻めたいと考え、サバイバルゲーム場の計画が浮上した」(同社広報)と説明する。