三越伊勢丹ホールディングスとイオンは12日、互いのポイント「エムアイポイント」と「ワオンポイント」の相互交換を今夏から始めると発表した。交換比率は「1エムアイポイント=1ワオンポイント」で、交換単位は1000ポイントごととする。ハレの消費を得意とする三越伊勢丹HDと日常の買い物利用が多いイオンが連携し、双方の会員の利便性を高めるとともに、顧客基盤の拡大に乗り出す。
三越伊勢丹HDは、2016年5月に開始したカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」の付与・利用サービスを3月末に終了することをすでに発表している。だがカード事業は新しい成長事業と位置づけられており、再構築する方針を打ち出していた。
ポイントに関してはこれまで航空会社のマイレージや電力・ガス会社のポイントとの交換のみが可能だったが、イオンとの相互交換を手始めに多様な企業とのサービス連携を進める。5月頃にはニトリ(ニトリメンバーズポイント)、オズモール(OZポイント)、一休.com(一休クーポン)、スターバックス(スターバックスカード)へのポイント交換を開始する予定だ。