2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
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2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
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2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
韓国発「アーダーエラー(ADER ERROR) 」は14年に設立されたユニセックスブランドだ。建築やファッション、金融など異業種から集まった約30人の匿名クルー全員がデザインとビジネスに関わる特殊な体制で、世界各国のオンラインショップやセレクトショップに商品を展開する。今シーズンからは流通業務を担うトゥモローと契約。さらなるグローバル化を狙っており、今年は「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」とのコラボや日本展開も視野にあるという。日本国内でも着実にファンを増やしつつある同ブランドに、メール取材を実施した。
WWD:はじめに、「アーダーエラー」を創業した経緯を教えてください。
アーダーエラー:ファッション分野だけではなく、さまざまな分野から集まったメンバーが1つのチームとなり、ファッションを通じて世界観を訴求しようとブランドをローンチしました。ファッションを基盤に、さまざまなコンテンツを企画しながら人々に新しい経験を与えられるようなブランドを目指しています。
WWD:ブランドコンセプトは何ですか。
アーダーエラー:“But near missed things”を掲げています。いつも自分の周りで見逃しがちなモノに目を向け、それを再解釈しようという意味です。日常的によく目にするものを新鮮な視点で表現することで、人々に新たな経験を与えられると考えています。このコンセプトを実現するために、社内には“FINE”と呼ばれるルールがあります。
1.Fun(コンテンツを作るときには、必ず楽しい何かを考えるようにしている)
2.Immediate(やりたいことがあったら、迷わずに行動する)
3.New(普遍的なモノに新しさを見出す)
4.Easy(人々が簡単にわれわれのブランドにたどり着けること。複雑なストーリーは好まない)
これら“FINE”のルールをもとに、ブランドならではのやり方で編集されたストーリーが出来上がるのです。
WWD:ブランドの顧客層は?
アーダーエラー:ユースカルチャーやストリートカルチャーが好きな20〜30代の男女です。しかし、これに限らず、われわれの商品を購入しないような人でも、いつも新しいものを追求し、挑戦し続けるアーティストやビジュアル・コンテンツを楽しむ世界中の誰もがターゲットになります。
WWD:ここでいう“われわれの商品を購入しないような人”というのは、今後の顧客になりうる人ですか。それとも単純に「アーダーエラー」をコンテンツとして楽しんでくれる人のことを指すのでしょうか。
アーダーエラー:われわれが考えるターゲットは、商品を購入する顧客だけでなく、「アーダーエラー」のコンテンツや空間、アートワークを経験し、共感を得られる全ての人々を意味しています。顧客は購買データをもとに把握できますが、単純に年齢や性別といった一般的なデータベースだけでターゲットを定義づけたくないと考えています。
WWD:グローバルでの売上高を教えてください。
アーダーエラー:ビジネスがまだ初期の段階にあるため、非公開とさせてください。
WWD:国ごとの売り上げ、オンラインと店舗での売り上げ比率は?
アーダーエラー:こちらも、現在は非公開とさせていただきます。
READ MORE 1 / 2 “部署を超えたブレーンストーミングが成長の鍵
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
2017-18年秋冬や18年春夏シーズン、公開されていない画像などを組み合わせた“リミックス・コア・コレクション”
WWD:どうして1人のデザイナーを立てるのではなく、さまざまな分野からメンバーを集めたのですか。
アーダーエラー:特別な理由はありません。ただ、それぞれさまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まることで、目新しいストーリーを生み出せると信じています。
WWD:具体的にはチームにどんなメンバーがいるのですか。
アーダーエラー:現在およそ30人のメンバーが活動しています。それぞれの分野や役割を詳しく伝えることはできないのですが、ストアやショールーム のメンバーをはじめ、デザインチーム、マーチャンダイズチーム、ビジュアルチーム、カスタマーサービスチーム、空間デザイン&管理のチームなどで構成されています。しかし、基本的に1つのプロジェクトを進行させる上で、チームの区別なくブレーンストーミングをするように意識しています。
WWD:30人のクルー全員がビジネスとクリエイションの両方に関わっているのですか?
アーダーエラー:店舗のスタッフチームやカスタマーサービスチームが全ての分野に参加しているわけではありません。しかし、彼らはいつでも新しいアイデアや自分の意見を提案することによって開発・ビジネスに関与しています。実際、多くの部分に彼らのアイデアや意見がよく反映されているのです。それこそがわれわれの強みであり特徴なのです。
WWD:洋服の作り方について教えてください。
アーダーエラー:パリやニューヨーク、ロンドンなどのデザイン分野で経験を積んだ人々が集まり、デザインチームを構成しています。彼らのアイデアや価値観が商品によく反映されています。全ての商品が現在も韓国で生産されています。
WWD:韓国以外のメンバーもいるのですか。
アーダーエラー:現在は韓国のクルーで構成されています。が、その中には国内だけでなく海外での経験が豊富なメンバーも多いですね。
WWD:店舗のデザインもデザインチームが行うのですか。
アーダーエラー:そうです。「アーダーエラー」の全てのコンテンツに対して、ビジュアルチームだけでなく、全てのメンバーがそれぞれのアイデアを出し合っています。プロジェクトによっては、さまざまなアーティストとの協業もしています。
WWD:あなたたちはクリエイティブ集団か、それともビジネス集団ですか。
アーダーエラー:両方だと思います。2014年に国内のショールーム とECサイトで活動をはじめ、今は流通エージェンシーとのパートナーシップを通じて、全世界の素晴らしいパートナーたちとビジネスができています。ビジネスはまだ初期段階ですが、クリエイティブな方針にのっとりながら、徐々にビジネスを広げていきたいと思います。
WWD:自分たちの何が支持されていると感じますか?
アーダーエラー:他とは差別化されたビジュアルコンテンツ、そして、日常のありきたりなモノを再編集して発信してきたことじゃないでしょうか。われわれは、ソーシャルチャネルが盛り上がるずっと前から、こうしたビジュアルコンテンツが中心の世の中になるということを予測し、準備をしてきたのです。インスタグラムやタンブラー、ピンタレストなどのチャンネルを活用し、独自のビジュアルコンテンツとコミュニケーションを進めてきたことが、多くの人から共感を得られた理由ではないかと考えます。
WWD:ブランド創設以前から、何かクリエイティブコンテンツを作っていたなどの背景はあるのでしょうか。
アーダーエラー:ブランドを構成するクルーの個人的なことは伝えられないのですが、ブランドのローンチ以前から各ソーシャルチャンネルが持つ特徴やプラス面、マイナス面を把握・分析し、「アーダーエラー」を作り出すフレームを構想してきました。
READ MORE 2 / 2 今年下半期には東京でイベントを予定
韓国・弘大にある「アーダーエラー」のフラッグシップショップ
WWD:近年の韓国のファッション業界に何か変化を感じますか?
アーダーエラー:韓国のファッション業界でどのような変化が起きているのか、正直われわれにも正確にはわかりません。ただ、ビジネスのグローバル化において、いつも困難に直面していた韓国のブランドですが、今は状況が改善されてきていて、海外への進出を成功させたブランドもあります。特に、SNSなどを通してブランドやデザイナーが世界各地の人々とより簡単にコミュニケーションできる。これをきっかけに、もっと多くのデザイナーが世界に進出し、斬新なアイデアを見せるブランドとして成長していくだろうと確信しています。
WWD:かつての韓国ブランドがグローバルで勝負しづらかった背景には何があったと思いますか。
アーダーエラー:主要なファッション都市に比べると、世界の業界とのコミュニケーションが難しく、いくら実力のあるデザイナーでも海外から注目を浴びたり、能力を十分に発揮できる機会は少なかったのではないでしょうか。しかし、現在は海外からの韓国カルチャーへの関心がこれまで以上に高まっているんだと思います。
WWD:現在のブランドの取り扱い店舗は?
アーダーエラー:韓国の路面店以外では、ソウル(BEAKERとBOY+)やベルリン(THE STORE BERLIN、ANDREA MURKUDIS)、パリ(TOM GREYHOUND PARIS)、オスロ(YME)、ミラノ(SLAM JAM)、フェラーラ(SLAM JAM)、ブリュッセル(SMETS)、香港(I.T HYSAN ONE)、中国(I.T XINTIANDI SHANGHAI、I.T CHENGDU)、台湾(ARTIFACTS)、カナダ(SSENSE)です。18-19年秋冬シーズンを皮切りに、ロンドンやニューヨーク、東京などの主要都市をターゲットに、全世界的に流通を進めていく予定です。
WWD:香港やベルリンで立て続けにポップアップショップを開きましたが、その場所を選んだ理由は?
アーダーエラー:この2カ所に限らず、3月までに世界のいろんな都市でポップアップを行う予定です。現在も香港とベルリン、台湾でポップアップストアをオープンしています。また、4月までにはミラノとオスロ、そして上海などでもポップアップを予定しています。これらは、世界各地の素晴らしい空間を通して、多くの顧客にブランドアイデンティティーを直接的に伝えるための場所です。
WWD:今年からグローバルでの流通のためにトゥモローと契約した理由は?
アーダーエラー:パリをはじめ、ミラノやニューヨークなどの主要都市に対するインフラや流通ノウハウ、そして新興ブランドの運営実績などが大きな理由です。 トゥモローとはこれまで長い間信頼関係を築いてきた中で、ブランドの方向性を尊重してくれる姿に信頼を感じていました。
WWD:今後販路を伸ばしたい地域はありますか。
アーダーエラー:アメリカや日本、ヨーロッパなどの魅力的なストアとコミュニケーションをとっています。 18-19年秋冬シーズンにはもっと多くの都市でコレクションを見せられると思います。
WWD:日本への出店計画はありますか。
アーダーエラー:日本の顧客からはSNSや店舗を通じて非常に良いフィードバックを頂いています。日本にいる顧客の期待に応えられるよう、ブランドとの接点を増やしていく計画はあります。しかし、急ぐことなく段階的に進出を進めたいと考えています。日本では、素晴らしいパートナーたちに出会い、ともに成長できるよう、今も意見のやりとりを続けています。
WWD:日本でビジネス展開をしていく上で協力をしてくれるような企業などはすでに見つかっていますか?
アーダーエラー:今年下半期に、東京などでイベントを行う予定があります。イベントと同時にあるプロジェクトも発表予定ですが、まだ具体的なことはお伝えできません。申し訳ありませんが、ぜひ楽しみにしておいてください。