アイウエアのジンズ(JINS)は、4月上旬、マニラのショッピングモール「エスエム オーラ プレミア(SM AURA PREMIER)」にフィリピン1号店をオープンする。中国、アメリア、台湾に次ぐ海外進出となるもので、田中仁ジンズ社長は「東南アジア全体に魅力を感じている。中でもフィリピンの経済成長率はアセアン主要国のトップクラスで、大きなポテンシャルがある」と期待感を示した。基本的に日本のビジネスモデルを導入し、商品価格は3000~7000ペソ(約6000~1万4000円)。中間所得層をメーンターゲットにしている。
フィリピン出店は、同国でアパレル、雑貨、コスメなど幅広く小売店を手掛けているスーエン コーポレーション(SUYEN CORPORATION)からのオファーで実現した。来日したベン・チャン(Ben Chan)同社会長は、「日本でトップクラスの眼鏡企業として、ジンズのことは以前から興味を持っていた。デザイン、価格のバランスがよく、店舗は発信力が高い。フィリピンの消費者ニーズに合うと思う」と話した。同社との提携によって、5年で15店舗の出店を計画している。