“着る眼鏡”をコンセプトとしたオプテックジャパンのハウスブランド「アイヴァン(EYEVAN)」は、吉岡徳仁とのコラボレーション・モデルを8月に発売する。チタンとアセテートのフレームは眼鏡産地、福井県の職人の手仕事により作られた彫刻的なデザインが特徴で、構想から完成までに約5年を要した。
吉岡は、「自分がかけたいと思う眼鏡をデザインした。顔の形と調和した造形的バランスにこだわった。完成度は高い」と話した。価格はチタン製が5万2000円、アセテート製が4万8000円。
このプロジェクトは、オプテックジャパンが手掛けるアメリカの「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」を吉岡が愛用していたことがきっかけで実現した。吉岡はデザイン、建築、現代美術など幅広い領域で活動し、作品はニューヨーク近代美術館、ポンピドゥー・センター(パリ)など世界の主要美術館に永久保存されている。また「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」の眼鏡をデザインしたこともある他、オプテックジャパンの京都の直営店アイヴァン キョウトの内装も手掛けている。