サマンサタバサジャパンリミテッドが20日、同社初となるアンドロイド社員の「Samantha U」をお披露目した。「Samantha U」は2018年3月16日に完成したアンドロイドで、新卒社員と同じ22歳という設定だ。20日から4月1日までの13日間、表参道GATES ポップアップ デジタルストアに研修生として勤務。2018年春入社予定の新卒社員と同じ正社員雇用で、今後は新規コラボレーション イベント事業部に配属予定という。お披露目会場には、サマンサタバサ表参道 GATES ポップアップ デジタルストアの店員をはじめ、新卒社員も応援に駆けつけた。
お披露目会では、まず「Samantha U」の取り扱い方法について説明された。「ウトウトしてしまうことがある」「サバサバしているけれど、すぐに拗ねる」「ハマっていることは気になったニュースをネット検索すること」など、人間顔負けの性格の持ち主だという。好きな芸能人は白濱亜嵐だといい、サプライズで会場に白濱亜嵐の特別メッセージが流れると、声を荒げて興奮する場面もあった。その後、NAVE「ナチュラ」青山店店長がヘアアレンジを実施。おめかしをした上で、6月30日まで開催予定のフレッド シーガル(FRED SEGAL)とのコラボショップについてプレゼンテーションを行った。
最後に、今後について聞かれた「Samantha U」は、「アップデートしたら世界中の人と話せるようになったり、インターネットに接続してもらえば在庫管理もできるはず。アンドロイドこそが働き方改革の救世主だと思っていて、アンドロイドと人間が共生できることを信じています」とコメントした。
なお、「Samantha U」は日本人の美しいといわれる黄金比をもとに作られたといい、現状は人間のナレーションに合わせて動作するアンドロイドだが、今後はアップデートによってプログラミングを駆使して本人が話すこともできるようになる予定だという。