エース(東京、森下宏明・社長)の日本製トラベルバッグブランド「プロテカ(PROTECA)」は、重量計測器をサイドハンドル部に取り付けたスーツケース“スタリアVスケール(STARIA V SCALE)”を発売する。ゴールデンウイークや夏休みなど長期旅行の需要最盛期を見据え、4月4日から全国の直営店および主要百貨店内の専門店で順次販売する。
電源をオンにして、ハンドルを持ち上げるだけで40kgまで計測ができる。旅行先で荷物が増えたとしても、事前に計測ができれば、帰りの空港カウンターであわてる心配もない。100Lの大容量モデルなのもポイントで、荷物がたくさん入るからこそ入れ過ぎてしまい、オーバーチャージになってしまうという事態を未然に防げる。カラーはワインとブルーグレーの2色。重量計測器以外に、手元のスイッチで簡単にキャスターを固定できるキャスターストッパーや、走行音を大幅に軽減した独自開発のサイレントキャスターなどの機能も持つ。
景気の回復傾向や働き方改革による休暇取得の促進により、2018年は海外旅行者数の増加が見込まれる。大手旅行会社のJTBによると前年比1.7%増の1820万人の見通し。過去最高だった12年に次ぐ高い水準だ。山田絢音「プロテカ」プレスは、「休暇がとりやすくなれば長期旅行が増え、荷物も多くなる。そこで預けるスーツケースの重量超過に着目し、重量計測器付きのスーツケースを開発した」と語った。