パチンコ、パチスロ機器販売大手のフィールズの連結子会社デジタル・フロンティアは、実写映像の頭部のみをCGで置き換える新技術“デジタル・ヒューマン(DIGITAL HUMAN)”を実用化する。
“デジタル・ヒューマン”は、デジタル・フロンティアが2年がかりで開発した映像制作技術で、体格の似た俳優の顔面部分をCGで置き換え、故人が実際に演技をしているような映像を作ることも可能だ。
実用化に向けた企画第1弾として、故・勝新太郎の「座頭市」を再現。勝新と体型の近い俳優が演技した映像に、デジタル・フロンティアがお台場に所有しているアジア最大級のモーションキャプチャースタジオのオパキス(OPAKIS)で撮影した顔の動きと、CGで作った勝新の表情を合成して制作した。完成した映像は勝新の誕生日にちなみ、2017年11月29日にSNS上で映画の予告編仕立てで発表している。
デジタル・フロンティアは、CG技術を用いた映像制作を得意とする総合映像プロダクション。同技術は4月20日に公開される映画「いぬやしき」でも使用している。