ビジネス

ハースト婦人画報社社長兼CEOがコンデナスト・フランスのトップに

 イヴ・ブゴン(Yves Bougon)=ハースト婦人画報社社長兼最高経営責任者(CEO)がコンデナスト・フランス(CONDE NAST FRANCE)の社長に就任する。

 ブゴン次期社長は5月7日にコンデナスト・フランスで執務を開始する予定で、ザビエ・ロマテ(Xavier Romatet)=現コンデナスト・フランス社長の後任となる。ハースト婦人画報社の後任は明らかとなっていない。

 ブゴン新社長はパリ政治学院を卒業し、パリ第9大学で国際ビジネスを専攻した。2004年にアシェット婦人画報社に参画。06年から社長兼CEOに就任し、同社が11年にハースト社の傘下に入り、ハースト婦人画報社になった後も社長兼CEOの職を引き継いだ。その後、14年には東アジア地域を管轄するシニア・バイス・プレジデントへ昇格した。

 ブゴン新社長はデジタル環境の整備に尽力し、「エル・ジャポン(ELLE JAPON)」のファッション通販「エル・ショップ」を始めとするeコマース事業の成功に大きく貢献した人物で、5つの雑誌と9つのデジタルメディアも誕生した。さらに、06年時点では2%しかなかったデジタルビジネスの収益を40%までに引き上げた実績も有する。

 「私は常に出版事業やメディアに情熱を注いできた。この業界の成功の陰には常に人がいて、これから参加するチームも才能豊かな集団であると確信している」とブゴン新社長は語った。

 一方でジョナサン・ニューハウス(Jonathan Newhouse)コンデナスト・インターナショナル(CONDENAST INTERNATIONAL)会長兼CEOも「豊富な経験を有し、出版業をデジタルなどを駆使して現代化することに成功した人物」と歓迎のコメントを発表した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。