ポップ・アーティストのカウズ(KAWS)の個展が、東京・六本木のギャラリー、ペロタン東京(PERROTIN TOKYO)でスタートした。2部屋で構成された会場では、幅7mを超す大作を含めた全6点の抽象的な新作アクリル画を展示。どれもカウズらしいポップな色が幾重にも重ねられ、よく見るとアイコニックな“XX”が描かれている。会期は5月12日までで、入場は無料。
初日となった22日には、カウズ本人も参加したレセプションパーティーが開催。スニーカーからマスクを制作するツィジュン・ウォン(Zhijun Wang)や村上隆、MADSAKIといったアーティストにとどまらず、カウズとメディコム・トイのファッションブランド「オリジナルフェイク(ORIGINALFAKE)」でアパレル・ディレクターを務めていた今野智弘やユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)の小木基史、松沼礼ユニクロ グローバルマーケティング部部長PR担当兼UTコラボレーション事業推進部部長など、多くのファッション業界人も訪れた。また、パリのセレクトショップ、コレット(COLETTE)のサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)=元ディレクターも、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とファレル・ウィリアム(Pharrell Williams)が関係者のみに配った非売品コラボスニーカーを着用し、姿を見せた。
ギャラリーの外には本人がインスタグラムで東京にいることをほのめかしていたこともあり、多くのファンが殺到。NIGOや「シュプリーム(SUPREME)」といったストリートブランドとの関係が深いだけに、ファンの多くがストリートブランドを着用していた。
「子供が生まれてから日本には全然来れていなかったから、また戻ってこれて嬉しいよ。新作を展示できたし、友達にもたくさん会えたしね」とカウズ。「ナイキ(NIKE)」のスニーカーを履いた来場者が多いことについては、「やっぱり言うまでもなく『ナイキ』が1番クールだね!」と笑みを浮かべながら話した。
なお、ペロタン香港(PERROTIN HONG KONG)でも3月26日から5月19日まで、カウズの個展が同時開催される。
■KAWS ART EXHIBITION
日程:3月22日〜5月12日
時間:11:00〜19:00
定休日:日・月曜日、祝祭日
場所:PERROTIN TOKYO
住所:東京都港区六本木6-6-9
入場料:無料