ファッション
連載 バーゼル

時計もラフ・シモンズ仕様になった「カルバン・クライン」に注目

 皆さん、こんばんは。取材先のバーゼルと、滞在先のチューリッヒ。その道中の1時間で、書ける限りの記事を書いてみようという時計連載の第2回。今回は、スウォッチグループの傘下ながら、ファッションと密接にリンクする「カルバン・クライン ウォッチ(CALVIN KLEIN WATCH)」のお話です。「カルバン・クライン」と言えば、ファッションの世界ではラフ・シモンズ(Raf Simons)による大変革が進行中ですが、それは時計の世界も同じ。2018年のバーゼルワールド発表商品は、いよいよラフの世界観を反映し、大きく生まれ変わったので、そのお話をしたいと思います。

 ラフの世界を反映した「カルバン・クライン ウォッチ」は、今の30〜40代のコアカスタマーを大切にしながら、18〜25歳のニュー・ジェネレーションを取り込もうと3つの性格を強化します。その3つとは、“カラー”“テクスチャー”、そして“モダニズム”。結論から言えば、この3つを発信しながら、1つのラインで老若男女、あらゆる人にアピールする商品が豊富に出そろいました。

 中でも一番印象的なのは、バイカラーが特徴の“レベル”。反骨精神を意味する「Rebel」という言葉から生まれた時計とアクセサリーは、パンツの脇を走るサイドテープがインスピレーション源です。サイドテープ入りのパンツといえば、ラフが17年春夏から提案し続けるマーチングバンドのユニフォーム‼︎時計は、ファッションとちゃんとリンクしています。

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