ファッション

スノーピークが日本文化をつなぐ新ライン“ローカル ウェア バイ スノーピーク”を始動

 新潟県三条市発のアウトドアメーカーであるスノーピーク(SNOW PEAK)は、新たなアパレルライン“ローカル ウェア バイ スノーピーク(LOCAL WEAR BY SNOW PEAK)”を開始する。同ラインは、プロジェクトごとに地方産地を限定しアパレルを製作する。その土地の風土や技法に特化したもの作りを生かし、その土地で働く人のためのワークウエアをラインアップする。

 第1弾は、スノーピークの本拠地、新潟にフォーカスした。4月2日から「スノーピーク」東急プラザ銀座店で先行販売する。アイテムは、はんてん(5万8000円)やワークシャツ(2万4000円)、ワークパンツ(2万2000円)などを用意。またアイテム販売と併せて、その地域での働き方を体験できる職業体験ツアーや生産工場の見学ツアーを5月から順次開始する。産地の生活様式や文化までを伝えることを目的とする。

 スノーピーク創業者である山井幸雄を祖父に持つ山井梨沙「スノーピーク」デザイナーは、「江戸時代に生まれた古い布を裂いて緯糸とし、もう一度織り直して布にする“佐渡島の裂織り”の技術が途絶えそうな状況を見た。何か大切なものの終わりを感じ、このままではいけないと思った」と同プロジェクトの原点を語る。

SNOW PEAK x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。