EXILEのNAOTOがディレクションする「スタジオ セブン(STUDIO SEVEN)」はこのほど、4シーズン目となる2018-19年秋冬シーズンのコレクションを関係者に披露した。テーマは“メディカル”。薬を処方するようにブランドのメッセージを心の奥まで伝えたいという思いを込めた。
コレクションは、カットソーやパーカ、スエットを中心にジャケットやシャツ、パンツ、シューズ、雑貨までトータルアイテムをそろえる。グラフィックは、海外の薬のパッケージから着想を得たり、壊れ物の運搬に用いられる“FRAGILE”タグをハートに置き換えたり、“POLICE”を“PEACE”にもじったりと、NAOTOのユニークなアイデアを投影する。「“ハートだって壊れ物だから慎重に取り扱って”だとか、“ポリスよりも必要なのはピース”だとか、エッジの効いたモノよりもシンプルに伝えたいことを表現したかった。ブランドをはじめたころは経験もなく、コレクション全体のバランスもわからない状態で、ワンシーズンごとに学ぶことだらけだった。今回のコレクションが最もバランスよく仕上がり、満足している」とNAOTO。他にも「フッド・バイ・エアー(HOOD BY AIR)」のファッション・ディレクターを務めていたポール・キューポ(Paul Cupo)からもグラフィックなどの提供を受けている。さらにコレクション初となるスーツは「普通のテーラードジャケットを作るなら、うちのブランドでなくてもいい。3ピースだけど、ベストをジャケットの上に重ねた」。
先シーズンに続き、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」とのコラボシューズもラインアップする。新たにアウトドアから着想を得たスニーカーブーツも用意。「ブーツでは、さすがに踊りづらかったので、スニーカー型のブーツも作った。軽さにもこだわっている」と、ダンスパフォーマンス中に着用できることも意識する。
また、プレ・コレクションとして、4月と6月にそれぞれ発売するアイテムも用意した。「デリバリーのタイミングに対する意識も4シーズンやってきてわかったこと。プレ・コレクションは、『シーズン4』を制作する中で浮かんできたアイデアをまとめた」と唇のマークなどを新たにデザインした。「これまでブランドを象徴するマークとして、スマイルマークを使ってきた。(所属するLOVE、DREAM、HAPPINESSを略したLDHを例に出し)スマイルは“HAPPINESS”、唇は“LOVE”を意味している。今後、ブランドの定番アイコンとして使っていきたい」。