伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージで3月28日、「欧子の帽子‐メゾン ヒラタの手仕事」がスタートした。高級帽子デザイナーで2014年に他界した平田暁夫の長女の石田欧子が手掛ける「アキオ ヒラタ(AKIO HIRATA)」の一点モノの帽子やプレタラインの「ハット(H.AT)」、平田の孫2人が手掛ける「サキ エ ショウ(SAKI E SHOW)」のカジュアルな帽子までバリエーション豊かにそろえる。石田がパリや京都で発表した華やかでアーティスティックな作品も展示する。
伝説の帽子デザイナーと呼ばれた平田はフランスで帽子づくりを学び、皇室をはじめ、「ハナエモリ(HANAE MORI)」「ジュン アシダ(JUN ASHIDA)」など多くのコレクションブランドの帽子をデザインした。石田は「アキオ ヒラタ」および自身の「ハット」のデザインを手掛け、父同様に皇族の帽子やイギリスで行われるロイヤルアスコット用の帽子のデザインなども行っている。日本を代表する帽子デザイナー平田暁夫の手仕事は3代にわたり引き継がれている。