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香取慎吾がゆかりの地の香港で海外初となるパブリックアートを制作

 香港政府観光局は3月27日、アーティストの香取慎吾によるパブリックアート作品「大きなお口の龍の子(大口龍仔)」の発表とセレモニーを行った。同作品は、香港で3月に開催中のアートイベント「香港アートマンス」の一環として、香港島・中環のオールド・タウン・セントラルエリア(以下、OTCエリア)にある世界一長いエスカレーター、ミッドレベルエスカレーターの側面に制作したもの。作品のモチーフとなった龍は、風水で“パワーがある”“運気が上がる”象徴とされている。

 同プロジェクトは、2017年に香取がテレビ番組の撮影でOTCエリアのさまざまなストリートアートを訪れる機会があったため、香港政府観光局が香取に依頼して実現した。作品は3月24〜27日の深夜から早朝にかけて制作。香取が手掛けたパブリックアート作品としては青森県津軽鉄道の列車があるが、今回が海外では初の作品となる。

 香取は「初めて香港で映画を撮影した20年前から、香港では広東語で『大口仔(大きなお口の男の子)』というニックネームで呼ばれている。20年後に龍になって香港に戻ってきたという意味を込めて、この絵を描いた」と語った。

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