フランス・パリのシャルル・ド・ゴール(CDG)空港は3月29日、ミシュランスター・シェフで親日家としても知られるティエリー・マルクス(Thierry Marx)が手掛ける日本とフランスの食文化を融合させたレストラン「テッパン(TEPPAN)」をターミナル1にオープンした。
「テッパン」は、市場からその日に届いた新鮮な素材を使い、空港での平均食事時間とされる30〜45分で楽しめる料理を提供する。また鉄板焼きのレストラン特有の調理風景も見られる座席も導入する。
行政区が20区あるパリは、CDG空港をパリならではのグルメやショッピング、カルチャーを楽しめる“観光地”になるよう目指し、将来的には21番目の区としたい考えだ。まずは「テッパン」を第1弾に空港の各国際ターミナルでもフランスの美食が味わえるように、ミシュランスター・シェフ8人がそれぞれ監修するレストランを2020年までに出店する予定だ。
CDG空港の日本人利用客は16年からの2年間で18%増加している。この傾向を受けてセシル・マルシャン・カッサーニュ(Cecile Marchand Cassagne)=CDGグローバル新規顧客開拓部部長は「日本とフランスがますます身近になってきているのではないだろうか。今後も訪れる人々が、空港の中だけでも買う、食べる、楽しむの、パリのすべてを楽しんでもらえるよう、新しい取り組みにチャレンジしていきたい」とコメントする。