ニューヨークブランド「ラグ & ボーン(RAG & BONE)」は3月30日、表参道にある旗艦店をリニューアルオープンする。また、米国カリフォルニア州発のコーヒーショップ「ヴァーヴ コーヒー ロースターズ(VERVE COFFEE ROASTERS)」とコラボしたカフェ「ラグ & ボーン コーヒー(RAG & BONE COFFEE)」を地下1階にオープンする。
同店は2010年に米国外初の直営店としてオープンした。リニューアル後は1階にウィメンズ、2階にメンズを集積し、地下1階にカフェをオープン。ブルックリンのショップで作られた什器やブランドのモチーフであるダガー(短剣)のサイン、レコードプレイヤーなどが店内を飾る。2階には世界で活躍するグラフィティアーティストのSUIKOが手掛けたアートが壁一面を彩る。最近コレクションとともに、音楽を聴いたり、コーヒーを飲んだり、アートを楽しめる空間になっている。
地下1階のコーヒーショップはスタイリストの宇佐美陽平がディレクションし、ショップのロゴは「ガールズ ドント クライ(GIRLS DON’T CRY)」を手掛けるアーティストのVERDYが製作した。ショップオープンを記念し、VERDYのロゴを施したTシャツやスエットシャツ、マグカップ、タンブラーを限定販売する。また、カフェメニューはコーヒーの他、相性の良いアメリカンワッフルを提供する。
オープンに合わせて来日したデザイナーのマーカス・ウェインライト(Marcus Wainwright)は「日本ビジネスのパートナーが代わり、『ラグ & ボーン』にとって新たなスタートを切ることができた。日本はわれわれにとって大事なマーケットだが、まだ成長の余地があるのが現状。ファッションはもちろん、アートや音楽、ライフスタイル全般を大切にしてきたブランドのコアバリューをまずは知ってもらうことが大事だと思い、ただ洋服を買える場所ではなく、アートや音楽に触れたり、コーヒーを楽しんだり、人が集まれる場所を作りたかった。『ラグ & ボーン』コミュニティーが広がるスポットとして成長させたい」と語った。