ギンザ シックス(GINZA SIX)6階のアートギャラリー、ザ クラブ(THE CLUB)は4月7日、ニューヨーク生まれのアートマガジン「ヴィジョネア(VISIONAIRE)」との企画展「FETISH」を開催する。5月4日まで。
「ヴィジョネア」は昨年、写真家スティーブン・クライン(Steven Klein)とともに創刊67号にあたる「FETISH」を発行。「FETISH」は世界限定200部で、フォトグラファーの直筆サイン入りのオリジナル写真10枚を収めた3つの特製フォトボックスの形態で発売された。展覧会では、このテーマをさらに掘り下げ、彼のアジア初公開となるシリーズを中心に、世界的アーティストの作品を展示。ヘルムート・ラング(Helmut Lang)がキャンバスにテープや樹脂、染料を用いた作品や、草間彌生が30点限定で作ったブロンズの靴のほか、ドナルド・ジャッド(Donald Judd)、チャールズ・レドレー(Charles Ledray)、ハインツ・マック(Heinz Mack)らの作品も並ぶ。
展覧会に際してクラインは、「僕のプロセスは映画のワンシーンを作り上げることと、絵を描くことの狭間にある。醜さと美しさは見る人の目にある。ただきれいな写真を撮るのと、興味深い写真を作り上げることの違いを理解することができれば、人はなんだってやれる」とコメントした。
「ヴィジョネア」は1991年、ジェームズ・カリアルドス(James Kaliardos)とセシリア・ディーン(Cecilia Dean)、スティーブン・ガン(Stephen Gan)が創刊。ファッションを含むさまざまなジャンルのクリエイターとのコラボレーションを重ね、視覚のみならず聴覚や嗅覚、味覚、触覚さえ刺激する出版物を生み出し続けている。
■THE CLUB × VISIONARIES FETISH
日程:4月7日〜5月4日
時間:11:00〜19:00
場所:THE CLUB
住所:東京都中央区銀座6-10-1