第6回「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が4月14日〜5月13日、京都市で開催される。今回は“UP”をテーマに、丹波口エリアや京都新聞地下の他、通常非公開の町家や寺院、指定文化財などを含む市内15カ所で、15の展覧会およびアソシエイテッド・プログラムとして4つの展覧会を実施する。
仏アーティストのジャン=ポール・グード(Jean-Paul Goude)は、BMWとシャネル(CHANEL)の協賛のもと、国内初の個展を開催する。写真作品やインスタレーションに加え、パリ装飾美術館で2012年に披露されたグードによる振り付け作品「シャネルジュエリーへの賛辞」のダンスパフォーマンスの再現も行う。会期中毎日、展覧会会場で鑑賞することが可能だ。
展覧会としては、前衛いけばな作家の中川幸夫や写真家の蜷川実花らの作品展も開かれる。また、グードの他にも、写真家のフランク・ホーヴァット(Frank Horvat)やローレン・グリーンフィールド(Lauren Greenfield)、中国人アーティストのリウ・ボーリン(Liu Bolin)ら参加アーティストも多数来日する予定だ。
今回新たに使用される個性あふれる会場も同イベントの見どころの一つだ。「京の台所」である京都市中央市場のある丹波口エリアや、15年11月に閉鎖された京都新聞ビル地下1階の印刷工場跡、京都唯一の地場百貨店である藤井大丸の裏手に位置する倉庫など、会期中ならではのアート体験の場が用意されている。
■KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭
日程:4月14日〜5月13日
場所:京都市内
入場料:パスポート(会期中有効。全会場に各1回のみ入場可能)、一般 4000円 / 学生 3000円、1DAYパスポート(1日限定。全会場に各1回のみ入場可能)、一般 3000円 / 学生 2000円、前売りパスポート(4月13日まで、4月14日以降は通常価格)、3500円