米映画配給会社、マグノリア フィルムズ(MAGNOLIA FILMS)は、元「ヴォーグ(VOGUE)」エディター・アット・ラージのアンドレ・レオン・タリー(Andre Leon Talley)のドキュメンタリー映画「The Gospel According to Andre(原題)」を5月25日にアメリカで公開する。日本での公開は未定。
監督は、「ニューヨーク タイムズ(The New York Times)」のドキュメンタリー映画「Page One:Inside the New York Times」も手掛けたケイト・ノバック(Kate Novack)で、「アンドレはファッションショーのフロントローには欠かせない存在。でもどうやってフロントローまで駆け上がったのかはあまり語られていない」と映画化に至った理由を語った。
同映画では、1970年代にタリーがアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のスタジオであるファクトリーとの関係や米「WWD」で働いていた時代から、現在“ブラックスーパーヒーロー”と語られるようになるまでを追う。アナ・ウィンター(Anna Wintour)など著名編集者から、トム・フォード(Tom Ford)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)、ダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)、マノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)などのファッションデザイナー、女優のウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi Goldberg)やイザベラ・ロッセリーニ(Isabella Rossellini)、作家のフラン・レボウィッツ(Fran Lebowitz)やジャーナリストのタムロン・ホール(Tamron Hall)らが登場し、タリーという人物について語っている。予告編ではタリーは“ブラックスーパーヒーロー”と称されている他、ウーピーは「ファッションショーのフロントローで唯一の黒人だった」と振り返っている。