4月1日付で「ディオール オム(DIOR HOMME)」のアーティスティック・ディレクターに就任したキム・ジョーンズ(Kim Jones)が自身のインスタグラムで、ブランドのジュエリー・デザイナーに東京発ブランド「アンブッシュ(AMBUSH)」のYOONデザイナーを起用したことを発表した。
キムは投稿で「今日がYOONとの最初の仕事」とコメントし、YOONも自身のインスタグラムで「今日がジュエリー・デザイナーとしての初日」とコメントしているが、これが単なるコラボか、それとも「ディオール オム」のジュエリー・デザイナーへの就任かは明らかとなっていない。なお、YOONの手掛けるジュエリーは6月の2019年春夏メンズ・コレクションでお披露目となる予定だ。
両者はキムが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」在籍時から交流があり、過去にはコラボMP3プレーヤーなどを制作した。
YOONは夫でディレクターのVERBALと2004年に「アンブッシュ」の前身となる「アントニオ マーフィー&アストロ(ANTONIO MURPHY & ASTRO)」を立ち上げ、08年に「アンブッシュ」を設立。YOONが生み出すジュエリーの多くは、東京らしいユニークなデザインと一般的には使用されない素材を使うといった“遊び心”が特徴で、すべて日本製。愛用者にはラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)やカニエ・ウェスト(Kanye West)、レディ・ガガ(Lady Gaga)、リアーナ(Rihanna)などがあがる。これまで「ルイ・ヴィトン」の他に、「サカイ(SACAI)」や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)、BIGBANGのG-DRAGONなどとコラボした経験がある。昨年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」ではファイナリストにノミネートされた。