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タペストリーが不当解雇で訴えられる 産休復帰からわずか2日で解雇

 「コーチ(COACH)」や「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を擁するタペストリー(TAPESTRY)の重役だったモニカ・ジャン・バプティスト(Monica Jean Baptiste)は、産休明けに不当解雇されたとしてニューヨーク州地裁に訴えを提起した。

 ジャン・バプティストは2016年からグローバル・ブランド・マネジメント・チームのメンバーで、「コーチ」やバイイングの統括を担当していた。17年9月から産休を取得し、18年1月に復帰した後、わずか2日で解雇されたという。

 ジャン・バプティストは産休中から解雇までの期間、勤務態度や能力について叱責を受けたことはなく、産休取得直前の17年8月に行われた人事面談でも業務態度や成果はすべて目標を達成しているか、目標を上回っていると評価され、ボーナスも満額支給されたという。さらに、産休中も定期的に上司と連絡を取り、業務の状況を確認し、必要であれば補佐をすることもあったとして、解雇される理由はないと主張する。タペストリーからのコメントは得られなかった。

 事前の解雇予告もなく解雇事由も不明であるため、ジャン・バプティストは不当解雇と損害賠償請求を訴えている。ニューヨーク州法にも連邦労働法にも産休は労働者の権利として保護されており、復帰後はもとの業務または同等の業務に就くことができると規定している。

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