ライブコマースアプリ「ピンクル(PinQul)」を運営するFlattが17日、新たに総額2700万円の資金調達を発表した。出資者はFablicの堀井翔太・社長や青柳直樹メルペイ社長らをはじめ、7人の個人投資家。これまでも中川綾太郎・元ペロリ社長ら個人投資家11人から資金を調達しており、今回もシードラウンドにおける資金調達ではあるが、総額や個別の内訳などは非公開。
井手康貴・社長は、「『ピンクル』はすでに最低限の仮説検証を済ませており、プライベートブランドの売り上げも好調。さらなるサービス拡大のため、今回の調達資金をもとに取り扱い商材の拡大とインフルエンサーの起用・流通の最適化、関連サービスの新規開発を行っていく」とコメントする。ライブコマースについては、「ライブコマースは単体の事象ではなく、既存のeコマースとリアル店舗の体験をつなぐ“ブースター”のような存在として、今後O2OやD2Cの文脈でますます発展していくはずだ」と強調した。
Flattは東京大学の現役学生、井手社長を含む東京大学の学生らを中心に、平均年齢20歳の若いチームで作られた新興企業。ライブコマースアプリ「ピンクル」とKOL(キー・オピニオン・リーダー)が企画・販売するプライベートブランドの「P.Q バイ ピンクル」などを運営する。