ビジネス

「プーマ」が違法ドラッグ取引を想起させる表現について謝罪

 プーマ(PUMA)は、4月5日にロンドンのソーホーで開催したイベント「ハウス オブ ハッスル(House of Hustle)」のインビテーションに違法ドラッグ取引に関する表現を用いた件について謝罪した。

 英「ガーディアン(The Guardian)」紙によれば、問題となったプーマのインビテーションには、偽の50ポンド紙幣と、“バーナー”と呼ばれる違法ドラッグ取引でよく使用される使い捨ての携帯電話、「Turn on the trapline」と書かれたカードが入っており、携帯電話の電源をつけると「よお、G。調子はどうだ?ハウス オブ ハッスルに来いよ(Yo G what u sayin today? Pass tru the House of Hustle)」という音声が流れる仕掛けになっていた。

 イベント会場は、“トラップ ハウス”と呼ばれる違法ドラッグの取引所を再現し、壁にはグラフィティが描かれ、窓は黒塗りされ、汚れたマットレスが設置されていたという。

 これについてプーマは「本イベントのインビテーションでは、“トラップ”または“トラッピング”という言葉を、“ハードワーク”または“ハッスル”という意味で使用した。ドラッグカルチャーを称賛、推奨する意図は断じてない。われわれは、ドラッグ使用、ドラッグカルチャー、またはドラッグ取引を連想させることは決して意図しておらず、この言葉の使用に起因する騒動や誤解について深く反省している」と説明し謝罪した。

 プーマが開催したイベントは、ロンドンで活躍するアーティストやデザイナー、クリエイターにフォーカスした企画の一環で、ロンドンの若者を招き、カスタマイズジュエラーやタトゥーイスト、ヘアアーティストの技術を体験できるというものだった。

PUMA x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。