ビジネス

ギャップがウエディング事業を休止 2016年に買収したサンフランシスコ発スタートアップ

 「ギャップ(GAP)」や「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」などを運営するギャップ(GAP INC.)は、傘下のウエディング事業「ウェディントン ウェイ(WEDDINGTON WAY)」を6月11日付で休止する。

 「ウェディントン ウェイ」は2011年にサンフランシスコでイラーナ・スターン(Ilana Stern)が設立したブライズメイド向けのドレスやアクセサリーを取り扱うECサイトで、16年にギャップが買収した。スターン設立者は同ブランドの最高経営責任者(CEO)に留まり、アメリカ主要都市の「バナナ・リパブリック」13店舗内に店舗を構えていた。同ECサイトによれば、設立以来50万着以上のドレスを販売してきたという。6月11日までは注文・返品を受け付け、「バナナ・リパブリック」内の店舗は今後数カ月で閉店していく。

 ギャップのスポークスウーマンは「ウェディントン ウェイ」は「スタートアップ」という位置付けであったとし、「買収したことでコミュニティーベースの新しいECビジネスに挑戦できた。ビジネスはうまくいっていたが、『ウェディントン ウェイ』が会社に与えるものはそう大きくないと判断した。影響が出る従業員には他ブランドへの異動処置をとる」と語った。

 なお、J.クルー(J. CREW)もウエディングラインを有していたが16年に廃止している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

ラン&フィットネス特集2025  イノベーションが加速するラン市場を深掘り!【WWDJAPAN BEAUTY付録:転換期迎えるドラッグ&バラエティーストアのPB 新たな流れを創出】

「WWDJAPAN」2月24日号は、“ラン&フィットネス”と題した恒例のスポーツ特集です。今回は、改めて国内外で熱を帯びているランニングのマーケットにフォーカス。3月2日には、約3万8000人が出走予定の東京マラソンも控えており、ランニングを意識する機会は増えそうです。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。

バナーイメージ