アイウエアの「ジンズ(JINS)」は、全国のヘアサロンと提携し、ヘアスタイリストからアドバイスを受けながら、ヘアスタイルに合わせて眼鏡を選び、その場で購入できる新サービス「Salon de MEGANE supported by JINS」を4月18日にスタートする。これはカットやカラーの合間に、ヘアスタイリストがヘアスタイルに合わせた眼鏡選びを客にアドバイスし、眼鏡を掛けることによるイメージチェンジを気軽に楽しんでもらうというもの。このサービスは、ジンズが開発したバーチャルフィッティングシステム「ジンズ バーチャル フィット」を活用し、自分の顔写真を撮影してサーバーにアップロードするだけで、2000種類以上の眼鏡のバーチャル試着体験が可能となる。気に入った眼鏡が見つかったら、「ジンズ」オンラインショップにアクセスして注文し、商品は自宅に届く。
ジンズのデジタル事業部担当者は「自分にどんな眼鏡が似合うのかわからないという多くの消費者の声に応えたサービスだ。ヘアスタイリストとのコミュニケ―ションを通して、ヘアスタイルに合わせた眼鏡選びは新しい購買体験となり、ヘアサロンにとっても顧客サービスの差別化につながると思う」と話した。銀座の「ヴィサージュ(VISAGE)」、代官山の「ドゥーア(Door)」、原宿の「ガズル ハラジュク(GUZZLE HARAJUKU)」など100店舗で同サービスを開始し、今年中に1000店舗での展開を目標にしている。「全国に20万店あるといわれる美容院にどれだけ拡大できるかが課題。eコマースでの売り上げ比率を中期的に全体の5%にすることが目標だ」という。ジンズの2017年8月期の売上高は504億円。