パリのディズニーランド(Disneyland Paris)内のアパレルショップ、ディズニー ファッション(Disney Fashion)に、ディズニーの古着を集めたコーナー“Corner Culture Vintage”がオープンした。同コーナーでは、ヨーロッパを中心にアジアやアメリカなどから集めたウィメンズのアパレルアイテムをそろえ、今後小物やアクセサリーも追加していく予定だ。
ディズニーは古着の収集に当たって、リユースのサードパーティー、エウレカ フリープ(EUREKA FRIPE)の協力を得た。同社はフランス・ルーアンに約2万平方メートルの広さの倉庫を持ち、1940〜90年代の古着3000tあまりを貯蔵している他、パリの老舗ビンテージショップ、キリウォッチ(Kiliwatch)や、百貨店のギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)内の古着コーナーも運営している。
自身もビンテージファンであるというディズニーのフローレンス・ルーセル(Florence Roussel)=リテール&マーチャンダイジング・ディレクターは、「2週間に1回倉庫を訪ね、エウレカ フリープが選んだ古着をさらに厳選して買い付ける。コーナーには、2〜3日ごとに新着商品を仕入れる。ラグジュアリーなものは目指さない。ディズニーはみんなの場所だから」と語る。“Corner Culture Vintage”で扱う商品の価格帯は25〜90ユーロ(約3300〜1万2000円)。70年代のデニムのオーバーオールや92年のオープン記念のスエットなどを用意している。
古着商品はディズニーランドの外部で販売する予定はないが、アメリカ・フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(Walt Disney World Resort)や東京ディズニーリゾートなど世界のディズニーランドでも同業態の導入を検討中だという。