カニエ・ウェスト(Kanye West)が手掛ける「イージー(YEEZY)」の情報をはじめ、主にストリート界隈で人気のあるブランドの発売前情報などをいち早く“リーク”することで知られる「イージー マフィア(YEEZY MAFIA)」のツイッターアカウント(@theyeezymafia)が凍結された。
事の発端は、カニエの妻でモデルのキム・カーダシアン(Kim Kardashian)による「イージーマフィア」のツイッターアカウントに対する投稿だ。「イージー マフィア」はリークアカウントであるにもかかわらずツイッター社公認アカウントとして“青いチェックマーク”がついており、これまで発売前の情報だけでなく、時には誤った情報も発信していた。これに対しキムは先月、「公式アカウントなのになぜ『イージー』の偽情報ばかり発信できるのかしら。あなたたちはまったく『イージー』のためになっていないし、提携もしていない。ありもしないカラーばかり投稿するアカウントがどうやって信用を得たのかしら」と皮肉交じりにコメント。これを受けて「イージー マフィア」は誤った情報を発信してきたことを認める謝罪ツイートを投稿したが、その後“青いチェックマーク”は外され、今回の凍結に至った。
凍結を受け「イージー マフィア」は新たにアカウント(@Y33ZYM4F14)を開設し、「誰かが調査会社を雇ってわれわれの投稿を調べた。リリースされる前に『イージー』の宣伝をしたかっただけなのに、調査会社は写真の無断使用による著作権侵害だと主張した」と釈明している。
なお凍結の4日前にカニエは、昨年突如削除したことで話題となったツイッターを復活。すでに1100万フォロワー以上を抱えており、「イージー マフィア」に代わって「イージー」の公式情報の発信の場として使用していくとみられる。同様に2月に新たな発信の場としてインスタグラムも復活させていたが、同アカウントはすでに削除されている。
昨今のストリートブームにおいて、リークアカウントはアイテムを手に入れることができる可能性を高めることなどから非常に需要があり、「イージー マフィア」はインスタグラムで90万フォロワーを抱え、すでに新たなアカウント(@Y33ZYM4F14)もフォロワーが1万を超えている。他にも主に「シュプリーム(SUPREME)」のリーク情報を発信する「シュプリーム リークス ニュース(Supreme Leks News)」(@supreme_leaks_news)などが知られ、こちらはインスタグラムで100万フォロワーを抱えている。