ブルガリ(BVLGARI)は2022年後半、東京・八重洲(東京都中央区八重洲二丁目1番、2番の一部及び3番)にホテルを開業する。東京駅付近に三井不動産が開発する45階の高層ビルの39~45階(延床面積約1万9000平方メートル)に、スイートを含めた98室に加え、バー、レストラン、スパ、プール、ボールルーム、チャペル、シグネチャーチョコレートショップなどを展開する。ターゲットは国内外の富裕層がメーン。これまでの「ブルガリホテル」同様に、マリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL)とパートナーシップを組む。
来日したシルヴィオ・ウルシーニ(Silvio Ursini)=ブルガリ・グループ エグゼクティブ バイス プレジデントは、「約2年前から動き出していた。さまざまな場所を検討したが、東京駅の近くで、銀座や日本橋などにも歩いて行けるという便利さがとても気に入った。一方で、全ての部屋からすばらしい眺望も得られるという、そのコンビネーションが良かった」と語る。
インテリアデザインは、これまでのホテルと同じアントニオ・チッテリオ(Antonio Citterio)が担当する。「東京にイタリアの現代的な建築を持ち込む。一般的なラグジュアリーホテルはホテル用の家具を入れるだろうが、われわれはイタリアンブランドの家具などをも取り入れる」という。一方で、東京だけのデザインとして、メード・イン・ジャパンや日本風のデザインでも差別化する。その他、25mプールやウエディングパーティーなどができる特別なボウルルームなどが特徴だ。「他には感じられないユニークな体験ができるだろう」と締めくくった。