ルミネ(LUMINE)は4月29日、東京・新宿のルミネゼロで岐阜県出身ニューヨーク在住の現代アーティスト松山智一の個展「Same Same, Different」を開催する。アートを媒介にさまざまなつながりと体験を提供するのが狙い。昨年に続き2回目となる世界的アーティストの作品展示を通して日本とニューヨーク、アートとライフスタイルなどの繋がりが体感できる企画も用意する。
松山は現在、NYのブルックリンで作品を制作。日本とアメリカで育った彼はどちらに住んでもアウトサイダーと感じ、幼少期から「浮遊するアイデンティティ」を抱いていたという。今回展示する作品も伝統と現代、装飾性と理論性、西洋と東洋など対極の世界と、その境界線を表現。東洋らしい素材とクオリティへのこだわり、西洋アートに通じるコンセプチュアルなモノづくりの姿勢を幾重にも重なるレイヤーで表現する。
オープン初日には、親交あるモデルの小泉里子とトークショーを開催(観覧の応募受付は既に終了)。3日には秋元雄史・東京芸術大学大学美術館館長とのトークイベントも開かれる予定だ。
松山はアジア人で唯一、ピーナッツ・グローバル・アーティスト・コレクティブ(PEANUTS GLOBAL ARTIST COLLECTIVE)のコンテンポラリー・アーティスト8人にも選出されている。スヌーピーが登場する彼の作品は現在、東京・六本木のスヌーピーミュージアムに展示されているほか、渋谷のスクランブル交差点では28日から5月4日まで彼の作品がスクリーンに投影される。
■松山智一個展「Same Same, Different」
日程:4月29日〜5月6日
時間:11:00〜19:00(初日のみ11:00〜15:00)
場所:ルミネゼロ
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24-55 NEWoMan 新宿5F
入場料:無料