資生堂から4月21日、脳と腸の関係性に着目した総合サプリメントブランド「N.O.U(エヌオーユー)」が誕生した。「基礎アイテム」「機能アイテム」「生活習慣アイテム」の製品体系で、ワンブランドから健康補助食品と機能性表示食品をそろえるのは業界初となる。
健康志向の高まりにより、近年はダイエットのためではなく健康目的とした腸活や腸内フローラが注目されるようになっている。そうした女性の意識変化から、同社は健康切り口のビューティ提案は今後も拡大していくと考え、健康のために重要な役割を持つ、脳と腸の相関関係に着目した総合サプリメントブランドを誕生させた。現在の健康・美容食品市場は女性比率が高く、中心顧客は40歳以降が多いことから、「N.O.U」は健康意識が高く、薬を常用していない40代以上の女性をターゲットに設定している。資生堂の横田由香プレステージブランド・専門店事業本部 専門店マーケティング部 ビューティーフーズマーケティング室 室長は、「40代は、体の変化を感じやすい年代。『疲れが取れない』『物忘れがしやすくなった』など機能低下を感じつつも、病気ではないので薬は常用していない女性が多い。『N.O.U』はNYの調剤薬局をテーマとしているが、そういった場では、カウンセリングを経てサプリメントを処方してもらうのが当たり前。そんな、お客さまの健康を管理するような地域に根差したチャネルで販売したいと化粧品専門店での販売チャネルに絞っている。カウンセリングで販売することで、セルフ販売ではできない、お客さま一人一人に合ったアイテムを提案していく」と話す。
「N.O.U」は、「基礎アイテム」にDHAなどを配合したサプリメント「ザ・サプリ」、「生活習慣アイテム」に玄米黒酢「ヘルシービネガー」とルイボス&長命草ティー「ヘルシー ティー」、「機能アイテム」に腸内環境を良好にするサプリメント「サプリ フローライザー」と膝関節の動きに役立つサプリメント「サプリ ジョイナー」をそろえる。「女性の健康的な美しさのためには、ベネフィットが大切。今後もアクティブな生活を通じて美しく暮らしていきたいと感じている女性をサポートしていきたい」と意気込む。