東京・原宿に位置するメンズセレクトショップのメイデンズショップ(MAIDENS SHOP)を手掛けるメイデン・カンパニーが、東京ミッドタウン日比谷に複合型セレクトショップのウェルメイド バイ メイデンズショップ(WELLMADE BY MAIDENSSHOP)をオープンした。売り場面積は49平方メートル。アパレルと雑貨の比率は5:5で、“良質”をキーワードに、メンズやウィメンズのアパレルから、食器、ステーショナリーまでをそろえる。
メイデンズショップでは、ファクトリーブランドと古き良き時代に触発された現代のアイテムをミックスした“スタイル”を提案しているが、新店では、「セントジェームス(SAINT JAMES)」や「インディビジュアライズド シャツ(INDIVIDUALIZED SHIRTS)」「コンバース(CONVERS)」など普遍的なブランドを取りそろえ、“モノ”にスポットを当てた。平沢達哉ディレクターは「各アイテムのサイズ展開を幅広く用意した。家具ブランドのように、性別に分け隔てなく商品を展開したいという思いがあった」と話す。
メイデンズショップはメンズのアイテムをそろえるが、女性客も多く訪れるという。「特に女性のお客さまはファッションに対して“男女”の固定概念を持たずに楽しんでいただけている」ことから、新店ではベーシックなアイテムをメーンにラインアップしている。「今、ECで買い物をされる方が多いが、ウェブでは表現できない商品との出合いや魅力を発信したい。自然的に『なんとなくここに来たら買いたい』と思っていただけるようなショップを目指したい」。売り上げに関しては、「メイデンズショップと同等の売り上げを狙いたいが、まずはワクワクを届けられたら」と話す。