昨年9月に2018年春夏コレクションのショーを取材していた際、気になっていたことがありました。それは「これだけウエストポーチがランウエイに登場しているが、果たして流行るのか!?」ということです。
「グッチ(GUCCI)」では、ベルトのようにハイウエストの位置で着け、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」ではよりスポーティーなタイプを、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」にいたっては、斜め掛けをするなど、バリエーション豊富に提案されていましたが、90年代に子どもから高齢者まで幅広く浸透した印象が強かっただけに、私には果たしてオシャレに着けこなせるのか“?”だったのです。
すると、日本でもテレビや雑誌でウエストポーチを着けている人をちらほら見かけるようになり、雑誌ではママから圧倒的な支持を得ている「ヴェリィ(VERY)」(光文社)から、ぽっちゃり女子のおしゃれバイブル「ラ・ファーファ(la farfa)」(ぶんか社)まで幅広くスタイリングに取り入れているではありませんか!「ラ・ファーファ」にいたっては、次の2018-19年秋冬のトレンドでもあるホログラフィックな素材を使用しており(「キャセリーニ(CASSELINI)」というブランドです)、先取り感満載です。「ヴェリィ」はさすが大人の着こなしですね。
「バレンシアガ」は18年春夏に続き、2018‐19年秋冬でもスポーティーなウエストポーチを打ち出しています。何度も見ていると刷り込み効果(!?)で「私ももしかしたら買うかも、着けるかも」と思い始めているから不思議です(笑)。個人的には、2018年春夏の「ジェレミー スコット(JEREMY SCOTT)」のように腰に着けるくらいが好きです(写真のように透け透けのスカートはもちろんはけませんが。笑)。自分のスタイルの新たなアクセントにウエストポーチを取り入れてみては?