ファッション

ボヘミアン一辺倒だった「コーチェラ」ファッションは多様化 2週目はビヨンセカラーに染まる

 「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival以下、コーチェラ)」が、カリフォルニア州インディオで4月13〜15日と20~22日に分けて開催された。「コーチェラ」といえば、リネン素材のトップスにデニムパンツ、フリンジといったボヘミアンなファッションが典型だったが、今年は様相が違ったようだ。

 今年の「コーチェラ」は、ビヨンセ(Beyonce)、ザ・ウィークエンド(The Weeknd)、エミネム(Eminem)、X JAPANといったさまざまなジャンルのアーティストがそろったラインアップを反映するように、多様性あふれるファッションがみられた。

 ブーツはスニーカーに、フリンジバッグはファニーパックやベルトバッグに、花冠はブレードに取って代わられ、巷のストリートファッション人気の影響が「コーチェラ」会場でも強くみられた。特に人気だったブランドは「グッチ(GUCCI)」で、「リーバイス(LEVI’S)」のデニムは永遠の鉄板アイテム、ビンテージアイテムも相変わらずの人気だったが、今年はハイブランドや他ジャンルをミックスしたスタイルが多かった。

 14日にビヨンセが歴史的パフォーマンスを披露した次の週末は、2度目のビヨンセの公演に備えて、大人から子どもまで、多くの来場者がグッズやクイーン・ビー(Queen Bee)の異名を持つビヨンセのシンボルカラーのイエローを身につけて来場した。会場で売られたグッズは1週目に早々に売り切れ、再入荷の措置が取られた。1回目の公演で登場した「バルマン(BALMAIN)」のイエロー衣装とマーチングバンドは2回目の公演ではピンクに染まったが、ステージに集まった観客が身につけたイエローは会場の照明に照らされ、ゴールドに輝いて見えた。

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