イギリス発ネイルブランド「ネイルズ インク(NAILS INC)」は、バラエティー豊かなカラーラインアップの他、スプレー缶タイプや水で落とせるネイルなど、ユニークな製品を数々生み出してきた。さらに、発色の良さや塗りやすさ、爪へのダメージを考慮した処方など、使いやすさにも徹底的にこだわっており、人気を集めている。3月1日にはルクア大阪店をオープンし、日本でも存在感をアピールしている。
創設者のティア・グリーン(Thea Green)は元ファッションエディター。自身の中で、ネイルとファッションの融合が一つのキーワードという。「ネイルは指先の“ファッション”。また、洋服ではなかなか取り入れることが難しいビビッドな色や大胆なデザインを実験的に楽しめるのはネイルの強み。洋服を毎日変えるように、ネイルもさまざまな色で楽しんでほしい」。
新色のインスピレーション源は、ファッションのみならずさまざまなところから得るという。「スーパーフードがトレンドだった時にケールを配合した製品を出したり、日常の中で着想を得ることが多い。ただ、私たちはトレンドフォロワーではなくトレンドセッターでありたい。他ブランドでは見ないカラーを開発したり、ネイル業界ではなかった画期的な製品を生み出している」と語る。最近では、2色をセットにした「デュオ キット」が人気で、世界中で売り切れが続出。「シャンパンからインスパイアされたセットやユニコーンをイメージしたものなど、とにかくデュオが人気。単色で使ったり、合わせても良いから人気」。
2019年はブランド創業20周年を迎えるアニバーサリーイヤーだ。最近はメイクアップブランドをローンチしたり、積極的に拡大を図っている。「幸いなことに、日本のお客さまからも好評で、年々人気が上がっている。ネイル市場が発達していて、消費者のノウハウやこだわりが高い日本で成功できているのはうれしい。今後もユニークな製品で日本人にネイルの楽しさを伝えたい」。